ふるさとファーマーズ訪問記

 2023年10月27日、ジャスミンファクトリーでは、茅ヶ崎市で農福連携に取り組まれている「ふるさとファーマーズ」を訪問しました。代表の石井雅俊さんに、「茅ケ崎里山公園」に隣接する畑でインタビュー。

 インタビューを開始すると、早速、近隣農家さんが柿をズボンのポケットに大量に入れて登場。なんと、その場でナイフで皮を剥きながら、石井さんと、JFのメンバー3人に食べさせてくださいました! 「次朗」という名前の柿が美味しかったです!

 石井さんにJF代表の莉玲が質問攻めにしたのは、農福連携にあたり、NPOとしてどう活動するのかを根掘り葉掘り、日本の食の未来を語る石井さんへの弛みない質問の数々、そして、農福連携のアイデアなど、多岐にわたりました。

 農福連携のお話では、例えば、障害者や生活保護の方には、いきなり仕事を提供するのではなく、農業体験として農作業をしてもらい、自分に合った仕事かどうかを考えてもらうのが大事だとのこと。

 また、養護学校だけではなく、一般の小学校の農業体験の受け入れも並行することで、インクルーシブな農福連携となっていく。色々な人が混ざる中で、一般の人が見向きしない状態を変えていきたい。その中で、自分と違う基準で生きる人がいるのも知るのが大事だ、という農福連携の基本思想となるお話も伺えました。

 さらに、職業がどういう人でも、食べることは誰でもが行う。だから、畑から社会を考えることもできるはず。農業とは、スポーツと同じように、幅広い分野がある世界です。といった、とても想像力を掻き立てられる、雄大な考え方を教えていただきました!

ふるさとファーマーズ