生きやすさとは?


 仕事もうまくいかない、仕事を得るのもうまくいかない、自分がスターになるのを夢見るのだが、その通りにはいかない・・・

 でも、仕事というのは、もらうだけではない。
 自分でつくるものだ。
 政治も投票するだけではない。
 立候補して政治家として参加することもできる。

 なぜか、人からもらうこと、もらうことで自分が活気づくことばかりを考えてきたわたし。
 でも、世界は、社会は、自分でいろいろなことを取り組める場。
 自分で開拓し、サバイバルし、仲間をつくっていくこともできる。

 とはいっても、そもそも、という事柄がある。
 そもそも・・・目の前のことに取り組もうとしても、体が動かない、頭が動かない、囚われやトラウマやコンプレックスや自己否定感や抑圧や自分いじめや苛み、さげすみ、劣等感、自己嫌悪・・・さまざまな渦巻きの中で、社会の中で動けない。
 そういうこともある。

 そのとき重要なのは、やはり、人に受け入れられること、元気づけようとしてもらえること、自分の駄目だと思っている振る舞いをそのまま理解してくれること。

 そういう優しく接せられることの積み重ねが、立ち直り、積極的な気分が芽生え、仲間をつくって動きながら活動し、生産的な関係を人と持ち、自分がやっていることが楽しくなり、誰かとシェアしたくなり、喜ぶことや楽しむことにニヒルではなく肯定的に捉えられるようになっていく・・・

 そういうのが生きやすいということのはず。
 だから、自分が接した人、出会った人が、生きやすいように元気づけることを行なっていく。

 そういうのが、この社会で必要な取り組みだと考えています。
(北條)