いつも見ててくれる


 朝から夕まで、昼間のわたしの活動を見ていてくれる太陽。
 畑で農作業のときは、見上げればカンカン、麦わら帽子のすきまから感じればじんわかと、見守ってくれる。
 路端の石、キノコの生えた切り株、畑のわきの小さな森、足にくっつくと吸いついてくるヒル、透明な羽のトンボ、泥のついたニンジン、賽銭箱のないお社・・・どれもちいさい神様が宿っている。
 そして、上を見上げればお日様。
 山の向こうにもお日様。
 バケツにくんだ水にはねかえってお日様が、わたしをいつでも照らしてくれる。
(北條)